描き方

超簡単!人体のアタリを平面記号で描いてみよう<初心者向け>

人間をバランスよく描くためのアタリの描き方
みなお
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人物のバランスをとるのは意外とラクチン!

慣れないうちはアタリを”平面”で捉えよう!

ミナオ
ミナオ

初心者の方にとっては、いきなり立体視をしながら人体の形を捉えることはちょっとハードルが高い…と感じますよね🙄💭

しかし人体のバランスの取り方にはある程度決められた黄金比があります。その比率を捉えるやり方を掴めさえすれば、徐々に応用が効くようになっていきます。

まずは人体を記号化させて”平面”でアタリを描いてみましょう🔰

簡単なヒトのアタリの描き方
POINT

首や関節や腰などは、必ずしも線同士をくっつける必要はありません。
アンパンマンにでてくるキャラクターのホラーマン のような感じでパーツ同士を離しておきます。

ここは人体の大きな可動域となるため、あえて空間を空けておくことでバランスを修正しやすくなり、動きを自由にイメージしやすくなります。

それではひとつひとつ手順を追いながら描いてみましょう。

1
描きたい人物は何頭身?

頭部を描く

人物の描きやすい当たりの描き方
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頭部の大きさは”基準”になります

8頭身、6頭身、3頭身等…頭部の大きさによって体の縦の比率が決まるので、頭の大きさには気を遣ってください。
頭部は卵のような丸い形で捉えます。

ノートのように罫線を引くとバランスが崩れにくい!

今回の例では8頭身のアタリを取りたいと思います。
8マス分(頭8個分)の罫線を引いて、全体的なバランスを確認しながら描いてみましょう。

2
上・下・真ん中のパーツの位置を決定!

股と足の位置を決める

人物のアタリの描き方
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股は三角形▽で描く

中心の区切り線<股ライン>に乗るところに股を三角形で描きます。パンツの形を意識してみてください。腰幅は大体頭部を横に2つ並べたくらいの大きさで。

女性は男性よりも身体が小さいので、腰幅は若干小さめでもOK。(但し本番ではお尻を大きめに描きます)

足も三角形△で描く

<床ライン>の線に乗るところに足を三角形で描きましょう。
・正面の足→ほぼ正三角形
・横向きの足→直角三角形(三角定規の長い方の形)

上・下・中間地点に位置するパーツは早めに決める

人物を描くときは必ず
頭(一番上)足(一番下)そして股(基本的には真ん中くらい)の位置をできる限り早めに決めて下さい。

全体のイメージが掴みやすくなりますので、効率的な作業に繋がります。

3
ロボットの胴体のような四角形

胸を描く

人物イラストを描くためのアタリの取り方
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胸のタテの長さ

四角の縦の辺は<乳首ライン>を中心として大体線と線の真ん中くらいの長さにして下さい。

胸のヨコの長さ

男性は顔2つ分の横長の長方形になる。

女性は男性より横幅が短くなり、正方形に近い長方形になる。(股の三角と同じくらいの幅に)

4
膝の位置が決まっていると本番が描きやすい!

膝を描き、足をつなぐ

人体キャラクターを描くための下絵の描き方
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ひざを〇で描く

<ひざライン>に乗るところに〇を描きます。
大きさは一応ひざをイメージしますが、極端に大きく無ければ適当で大丈夫です。

足の線を引く

次に股からひざ、ひざから足元(△の頂点)くらいまで線を引きます。
これも適当で大丈夫ですが、線はくっつけすぎないでください。

5
ここまでこれば、簡単にアタリが取れるはず!

真っすぐ降ろした腕を描く

8頭身キャラクターのアタリの描き方
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手を長方形で描く

<指先ライン>に乗るように長方形を描きます。
この長方形は手のヒラから指先までを表現しています。

ひじを〇で描く

<へそ・ひじライン>の大体のところにひざと同じ〇を描き、ひじの位置を記します。
そのあと、肩からひじ、ひじから手まで線を引きます。
この時も線をくっつけないようにしましょう。

6
ひじと腕の位置関係は一発で決めようとしない!

曲げた腕を描く

8頭身イラストのアタリの描き方
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手を長方形で描く

腰に手を当てているポーズにするので、まずは腰の▽(パンツ)の横に長方形を描きます。先ほどの手と同じ形状でOK。

ひじを〇で描き、腕の線を引く

次にひじの位置を決めましょう。
ここだ!という位置に〇を描いてみてください。そして線を繋いでみましょう。
線の角度はおおよそ垂直くらいになると自然に見えます。

曲げた腕の位置は調整しながら決める

ひじと腕の位置は一発で決めようとしないでください。
「おかしいな?」と思ったら、ひじの位置か線の角度を変えて調整します。

ミナオ
ミナオ

おつかれさまでした。アタリが完成しました!

アタリの上から人体を描いていこう

8頭身の人物のアタリの描き方
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シンプルで平面的なアタリですが、アタリを描かないときに比べて、比率とバランスが取りやすくなり、人物の描きやすさを感じて頂けるのではないでしょうか。

描き手ごとにアタリの描き方には違いが現れます。
ここから先は色々なパターンで試してみるというトライアンドエラーを繰り返し、自分にはどのようなアタリの描き方が合っているかを探ってみてください。

ではでは!

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記事を書いている人
みなお
みなお
クリエイター
chumbox(チャムボックス)代表。多摩美術大学日本画専攻卒。
専門学校で非常勤講師をしながら、オリジナルブランド作品などを作っています。
趣味は爬虫類飼育と映画鑑賞。ネオシブ系の音楽を好みます💫
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